2026-04-20
クリニックのWebサイトを制作会社に頼む前に確認すべきこと
制作会社選びで後悔しないために
クリニックのWebサイト制作を外部の会社に依頼する際、「価格が安かったから」「デザインがきれいだったから」だけで選んでしまい、後から問題が発覚するケースは少なくありません。
よくある失敗例を挙げると、こういったものがあります。
- 公開後に「医療広告ガイドラインに違反している可能性がある」と指摘された
- 完成したサイトの文章が、医療とはまったく関係ない業種のテンプレートそのままだった
- 修正のたびに追加費用が発生し、最終的に予算を大幅に超えた
- 担当者が変わり、引き継ぎがされておらず対応が遅くなった
これらの多くは、発注前の確認で防げるものです。
確認ポイント1:医療広告ガイドラインへの対応経験があるか
医療機関のWebサイトは、厚生労働省が定める医療広告ガイドラインの対象です。「最高水準の治療」「必ず改善します」といった表現は使用できませんが、これを知らずに制作してしまう会社も存在します。
発注前に「医療広告ガイドラインに対応した実績がありますか」と聞いてみてください。明確に答えられない場合は要注意です。
また、ガイドラインへの対応は制作時だけでなく、コンテンツを更新するたびに確認が必要です。「制作は対応しているが、更新時のチェックは対応外」という会社もあるため、運用フェーズの体制も確認しておきましょう。
確認ポイント2:医療・クリニックの制作実績があるか
医療機関のサイトには、一般的なビジネスサイトと異なる要件があります。
- 診療科・症状ごとのコンテンツ構成の知識
- 患者さんが不安を感じやすいことへの配慮
- 予約・問い合わせ動線の設計
- アクセシビリティへの対応
これらは医療業界の経験がないと気づきにくい点です。「医療・クリニックの制作実績を見せてください」と実際の事例を確認し、同じような規模・診療科のサイトを手がけているかを確認しましょう。
確認ポイント3:文章(コンテンツ)は誰が書くか
Webサイトのデザインと同様に重要なのが、文章の質です。「制作費に含まれる」と思っていたら、実はコンテンツはクリニック側が用意するものだった——というケースがあります。
また、制作会社がライティングを担当する場合でも、医療に詳しいライターがいるかどうかは大きな差です。一般的なWebライターが書いた文章を医師が確認・修正する手間が発生することも多く、結果的に工数が増えてしまいます。
「文章は誰が書きますか?医療の知識がある担当者ですか?」 と確認しておくことをおすすめします。
確認ポイント4:公開後のサポート体制はどうなっているか
Webサイトは公開してからが本番です。診療時間の変更、新しいお知らせの追加、スタッフの入れ替えなど、更新は必ず発生します。
確認すべき点は以下の通りです。
- 更新対応はどの程度の範囲まで含まれるか
- 追加費用が発生するとしたらどんなケースか
- 問い合わせへの返答は何営業日以内か
- 担当者が変わった場合の引き継ぎ体制はあるか
「公開したら終わり」ではなく、長期的なパートナーとして動いてもらえるかを見極めることが大切です。
確認ポイント5:価格の内訳を明示してもらう
「ホームページ制作○○万円〜」という表示だけでは、何が含まれているのかがわかりません。見積もりを取る際は、以下の項目ごとに内訳を出してもらうようにしましょう。
- デザイン費(ページ数・修正回数)
- コーディング費
- ライティング費(含まれる場合)
- 写真・素材費
- 公開後の保守・サポート費(月額)
- ドメイン・サーバー費
内訳が不明瞭な見積もりは、後から追加費用が発生しやすい傾向があります。
まとめ
制作会社選びのポイントをまとめると、次の5点になります。
- 医療広告ガイドラインへの対応経験があるか
- 医療・クリニックの制作実績があるか
- 文章は医療の知識がある人が担当するか
- 公開後のサポート体制が明確か
- 価格の内訳が明示されているか
「安さ」や「デザインのきれいさ」だけで選ぶと、医療業界特有の要件が抜け落ちるリスクがあります。少し手間でも、発注前にこれらを確認しておくことで、後悔のないサイト制作につながります。
FlagshipWorksでは、現役眼科医とWebデザインの専門家が連携し、医療広告ガイドラインへの対応から公開後のサポートまで一貫して対応します。制作会社選びでお悩みの方も、まずはお気軽にご相談ください。