2026-05-18
クリニックのLINE公式アカウント活用——患者さんとの関係を継続させるツール
なぜクリニックにLINEが向いているのか
LINEは2025年12月末時点で国内月間利用者数が 1億人 を突破しました(LINEヤフー株式会社発表)。10代から60代以上まで幅広い年代に普及しており、患者さんの多くが日常的に使っているツールです。
InstagramやX(旧Twitter)と比べてLINEが特徴的なのは、「通知を受け取る」という使い方ができる点です。友だち追加した相手からのメッセージは高い確率で開封されます。クリニックが患者さんに情報を届けるうえで、これは大きな強みになります。
LINE公式アカウントでできること
「LINE公式アカウント」は、店舗・企業向けの無料から始められるアカウントです。個人のLINEとは別に開設し、友だち追加した患者さんに向けてメッセージを配信できます。
お知らせ・メッセージ配信
休診日の変更・年末年始の診療案内・季節の健康情報(花粉症、インフルエンザなど)を一斉配信できます。Webサイトを更新して「気づいてもらえるか」を待つ必要がなく、能動的に届けられる点が大きな違いです。
予約リマインダー
予約システムと連携させることで、予約前日に自動でリマインドメッセージを送ることができます。来院し忘れや直前キャンセルの減少につながるケースもあります。
チャットでの問い合わせ対応
電話が難しい時間帯でも、LINEのチャット機能で患者さんからの問い合わせに応じることができます。ただし診療内容の相談には応じないルールをあらかじめ明示しておくことが重要です。
InstagramなどのSNSとの違い
InstagramやXは主に「新規患者への情報発信」に向いています。フォロワー以外にも届く可能性があり、新患獲得の入口として機能します。
一方、LINEは「すでに来院したことのある患者さんとの関係維持」に向いています。友だち追加は基本的に来院時に行われるため、リーチできるのは既存患者が中心です。
「再来院・継続通院を促すツール」として位置づけると、LINEの活用の方向性がはっきりします。SNSと役割を分けて使うことで、それぞれの強みが活きます。
始める前に知っておくこと
友だち追加の導線をつくる
LINE公式アカウントを開設しても、患者さんに知ってもらわなければ意味がありません。待合室や受付にQRコードを掲示し、来院時に声がけすることが最も効果的です。
配信内容にも医療広告ガイドラインが適用される
LINEで配信するメッセージも、Webサイトと同様に医療広告ガイドラインの対象です。「この治療で必ず改善します」といった断定表現や、患者さんの体験談の引用は避けてください。詳しくは医療広告ガイドライン、あなたのクリニックのWebサイトは大丈夫ですか?をご覧ください。
無料プランと有料プランの違い
LINE公式アカウントは無料で始められますが、無料プランでは月に送れるメッセージ数に上限があります。患者数が増えてきたタイミングで有料プランへの移行を検討するとよいでしょう。
まとめ
LINEは、来院後の患者さんとの接点を継続するためのツールとして、クリニックとの相性が高いコミュニケーション手段です。Webサイトやインスタグラムとは役割が異なり、「既存患者の再来院を促す」という視点で導入を検討すると効果的です。
FlagshipWorksでは、現役医師とWebデザインの専門家の視点から、LINEをはじめとする患者コミュニケーションの仕組みづくりもサポートしています。どこから手をつければよいか迷っている場合も、お気軽にご相談ください。
参考
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